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2025年6月 第345回 山行記録
編笠山・権現岳(八ヶ岳)参加者:18名(男性6名 女性12名) 担当リーダー:望月亮、サブリーダー:渡辺雅裕・内藤恵美 記録:MA 今回の八ヶ岳「編笠山・権現岳」の山行は、10年ほど前に日帰り山行で実施されましたが、出発時間が遅く途中で引き返してきました。そのためリベンジとして7年ほど前に一泊二日での山行で実施しました。今回は同じスケジュールで実施しました。1日目は観音平から編笠山の山頂を目指し歩き青年小屋に宿泊し、2日目は青年小屋から権現岳岳山頂まで行き、そこから三ツ頭→前三ツ頭→天女山と歩くコースです。 編笠山・権現岳は、八ヶ岳南麓地方の東半分は山梨県に属するが、山梨・長野県境に近い集落からは、八ヶ岳の主峰・赤岳やそれに次ぐ阿弥陀岳は見えない。それらを隠しているのが、この地方の住民が身近に仰ぐ権現岳と網笠山、三ツ頭である。ことに目前に最も鋭く高くそびえる権現岳には、各々の集落から信仰登山の道筋が開かれている。小淵沢辺りから見ると、権現岳とギボシの双耳峰を中心にして、左右に一段低く網笠山と三ツ頭がこれも対称的に並ぶ。偶然とはいえ、自然とはおもしろい造形を見せてくれるものだ(「山梨県の山」山と渓谷社より)。 今回の山行では、参加申込が27名あったが、キャンセルが9名もあり、参加費決定、山小屋の予約変更、帰りに寄る予定の日帰り温泉の予約変更などとの交渉で大変でした。また、天気の週間予報によると実施日の天候が雨マークが続いていたことなど行く前にハラハラドキドキの日々が続いていました。それだけで疲れてしまいました。 ≪20日≫ 8:00 静岡駅南口で小型バスに8名を乗せて出発。8:30に清水駅近くのマックスバリュー前で10名の乗せて観音平を目指した。中部横断自動車道では強い雨が降っていた。 10:30 ほぼ予定通りに観音平に到着。駐車場は車で休日としては空いていた。前日青年小屋に電話をしたときにも天候の関係でキャンセルが大分出ているようだった。雨は降っていればバスの中で昼食を取るつもりでいたが、幸い雨が降っていなかったので予定通り出発することにした。 11:00 18名を3つのグループに分かれて観音平を出発する。他の登山客はいない。なぜこの時期に八ヶ岳に登るか?それは紅葉が始まっているから!であるが、今年はまだ紅葉の様子がない。温暖化が原因か? 12:00 ほぼ予定通り雲海展望台に着く。ここで昼食をとる。心配していた雨が降らず助かった。しかし展望は全くない。 12:50 押手川分岐、疲れた参加者がいたら、ここからトラバースコースを通り編笠山山頂を通らず直接青年小屋に行けることも可能だが全員編笠山を目指すことにした。ここから雨が降ってきた。 15:45 3つのグループに差が着いたが、編笠山山頂に全員が着いた。だいぶ疲労感のみえる方もいたが、 無事に到着し笑顔が見えた。一瞬であったが天候が回復して下界や富士山、南アルプスも観ることがで きた。しかし、ここから青年小屋までのコースに苦労した。大きな岩の上を歩くようなコースで、それまで の歩きで疲労困憊の参加者がなかなか歩き進むことできず長く時間がかかってしまった。 16:30 青年小屋に到着する。濡れたカッパなどの処理に時間がかかる。 17:30 夕食。元々定評のある青年小屋の食事で美味しく食べることができた。また、各テーブルに葡萄 が2房ずつサービスがあり美味しかった。その後、その部屋でワインなどを飲みながら、 談話して楽しい時間を過ごした。日本酒のサービスもあった。 21:00 消灯・就寝 ≪21日≫ 5:30 朝食。手作りシュウマイがでた。美味しかった。風雨が激しい天気。 7:30 前日に7時に出発することに変更していたのだったが、雨が止むのを待っていたので、急遽7時30分に3グループに分かれて硫黄岳に向けて出発する。 8:30 のろし場に到着。風は相変わらず強いが天気は回復してきた。そこからが、岩場の鎖場になりスリリングで急登が続いた。しかし、この辺りから流れる雲の間から下界や南アルプス、富士山が見えるようになってきて、歓声が上がるようになってきた。 9;45 権現岳山頂に到着。山頂は広くない。全員での集合写真を撮ることができない。各グループごと記念写真を撮って、下山を開始する。下界の風景も見ることができなかった。下りも鎖場やロープ場が結構あり、ストックを出したりしまったりと難しい判断だった。だんだん、斜面が緩やかになっていく。 12:00 三ツ頭到着。昼食。もう晴れてきた。下界の風景や赤岳などを見ながらいい天気の元で食事をとることができた。 13:30 前三ツ頭到着。 14:35 A班天女山駐車場着 15:10 B,C班天女山駐車場着 15:20~16:20 大泉パノラマ温泉で入浴。食堂もあり、そこで飲酒や食事もする会員もいた。 18:00 清水駅マックスバリュー前到着。 18:30 静岡駅南口到着 <感想> 日帰りでの登山も可能な権現岳山行です。事実朝6時から天女山駐車場から登ってきた登山者に何人かと会いました。その山を宿泊山行にしたので「そんなに大変ではない」という感覚でやってしまった。しかし、雨が降っていたということもありますが1日目は標高差900mほどあり、2日目は、鎖場やロープ場が何か所もあり気の抜けない山行でした。本格的な山行は初めてという参加者も多く、それなりに大変な山行でした。そのため、トップとラストで差がついてしまったのは安全面でも問題だったと思います。それも含めて本格的な高山の登山のきっかけとしてはいい経験だったと思います。そして、残念ながら権現岳山頂からは風景を観ることはできませんしたが登山道からの素晴らしい絶景は忘れられません。 最後にサブリーダーをやってくれたWさんやNさん、そして、各グループのラストを歩いてくれた参加者の方、バテてしまった参加者の荷物を持ってくれた方など皆さんの協力があったので楽しい山行になりました。ありがとうございました。 (MA)
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