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SMC静岡マウンテンクラブ

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2025年6月  第341回 山行記録



 

 竜ヶ岳


                                                 

実施日:令和7年6月7日(土)
参加者:25名(男性9名 女性16名)
担当リーダー:石上  サブリーダー: 岩﨑、野呂、大塚
  

  竜ヶ岳は富士山西麓の天子山地の北端に位置し、本栖湖側には二本の登山道が介在する。今回は、登山者が比較的少ない本栖湖登山口から登り、下山路を見晴台のある東尾根ルートとした。

9:15 登山口出発 
 スタート直後から高低差450mの急な九十九折の登りが続く。この区間はペースを抑えて水分補給や衣類調整等の休憩をこまめに取ることを心掛けた。新入会員の参加も多数見られたので基本的な登り方等をアドバイスしながらゆっくりと高度を稼いでゆく。このルートは標高 1430m付近までは広葉樹の樹林帯に覆われているので、眺望はあまり望めないが外気温の高いこの時期には日差しを避けての登りとなり有難い。標高 1430mを超えると樹林帯からクマザサの茂る笹原に山容が一変し、眼前に富士山の雄姿がいきなり現れる。一同「オー‼」と感嘆の声。日頃見慣れている富士山でも竜ヶ岳から眺める富士山
は格別である。 

11:25 竜ヶ岳山頂到着  
 笹原の緩やかな道を 10 分ほど歩いて山頂に到着した。山頂西側からは残雪の南アルプスの山々が一望出来、北側からは八ヶ岳から奥秩父の山々を遥かに望むことが出来、久々に贅沢な時を参加者と共有した思いである。全員で記念写真を撮り、30分程昼休憩を取った。
 
12:00 下山開始 
 下山は見晴台のある東尾根を富士山を正面に仰ぎながら下る。このルートは雨や残雪でぬかるんでいる時は非常に滑りやすいので気をつけたい。特に本栖湖側登山道との分岐から見晴台までの標高差200mの区間はスリップしないよう慎重に下る。見晴台での休憩後14時に登山口に全員無事到着した。 

【山行の総括】 
 竜ヶ岳自体は体力的にも技術的にも困難な山ではない。新入会員の山行体験や新規リーダーの研修には最適な山だと思う。又、快晴の時を狙って登れば富士山をはじめ南アルプスのパノラマビューが一望できる。残雪の富士山ビューを狙うのであれば5月が適期であろう。 今回は、参加者25人で大型バスを利用した。1人6000円の交通費である。小型バスの利用だと1人5000円で差額は1000円。乗車中の快適さを考慮すれば大型バスの利用に軍配が上がるかと思う。 
                                 (記:石上)



 

   

本栖湖登山口にて_0
本栖湖登山口にて
本栖湖と南アルプス_0
本栖湖と南アルプス
広葉樹の樹林帯を登る_0
広葉樹の樹林帯を登る
山頂直下のクマザサ帯を行く_0
山頂直下のクマザサ帯を行く
    山頂まであと一息_0
山頂まであと一息

山頂にて_0
竜ヶ岳山頂にて
 
山頂からの白根三山遠望_0 
山頂からの白根三山遠望
下山路からの見晴台と富士山_0
 下山路からの見晴台と富士山