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SMC静岡マウンテンクラブ

静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2021年1月  第270回山行記録




三つ峠山

  
                                                                                                    
実施日:令和3年1月10日(日)
参加者:22名(男性8名、女性14名)
リーダー:望月亮、サブリーダー:青木秀之 写真:中野、記録:MA


 
 三ツ峠山の山行は、寒波が押し寄せてきている、コロナ感染が広まり静岡県でも100名を超える感染者が出る、という緊張感のある中での実施でした。11月までは30名を超える参加希望者がいましたが、当日は22名の参加でした。
コロナ対策としてバスの中では、
①    マスク着用
②    大きな声での会話をしない
③    換気をする
④    2シートに1人が座る
また、歩行中は、
⑤    他の人との間隔を広めに取る
⑥    マスクは必要に応じて着用する
⑦    大きな声での会話は控える
⑧    他のグループの人との会話は必要最低限とする
  を徹底するように事前からお願いしておきました。
 また、寒波がきているということから、雪や凍結対策として、軽アイゼンやスノーチェーンの持参も参加者に依頼しました。今回は22名の参加でしたが、バスは小型バスとマイクロバスの2台に分乗しましたので、ゆったりして間隔で乗ることができました。
7:00 静岡駅南口を18名乗せて出発、1台は7:15に清水駅近くのマックスバリュー前で4名を乗せ、朝霧高原道の駅で休憩・合流しました。朝霧高原から先は高原地帯で標高は900m近くあり、気温は-5℃というところもあり極寒という感じでした。
8:25 御坂トンネル直前から右折旧道に入り、無事裏登山道入口に到着しました。トイレタイムとSMC体操をやってから新人の挨拶・紹介をおこないました。
9:50 いよいよ出発。登山口の標高は1230mで山頂の標高が1785mなので、標高差は550mとそんなに大変ではないと感じました。登山道はジープも通るようで広い。幸い今日は昨日までのような風がほとんどないのは良かった。歩いて汗ばんできて上着は脱ぎたくなるが休むと寒いという冬場独特の感覚で服装の調整が難しいところでした。途中、葉の落ちた木々の間から南アルプスが見えたりしました。
11:10 四季楽園などの山荘がある山頂直下に着く。山頂手前の展望台から南アルプスの全貌を観ることができました。また、ほとんどの雪がない冬らしくない富士山も綺麗に観ることができました。
11:35 最後の急登を登り山頂に到着。三連休中日の日曜日だが登山客は極端に少ない。関東圏の緊急非常事態の影響が大きいか!記念写真を撮り、四季楽園前のテーブル付きのベンチに戻り昼食を取りました。風がないのですばらしい景色の中、のんびりと過ごすことができたのが良かった。
12:20 下校開始。下りは表登山道を降りる。裏登山道と比べてバスが待っている公園は標高が850mなので、標高差は1000m近い。途中屏風岩の前を通る。しかし、屏風岩にアタックしているクライマーが誰もいなかった。
13:00 今回のクライマックスの場所が訪れました。今回は雪・凍結が心配だったので、事前に四季楽園に電話して凍結状態を聞いていたが、「たぶん、アイゼンは必要ない」ということだったが、もしものことを考えて、「アイゼンを持って来てください」と連絡してあった。しかし、そのアイゼンが必要になったのだ。そこまでにも小さな流れがカチカチに凍っていたところがあったが、1mほどの道幅が全てカチンカチンに凍っていました。しかも、傾斜があり右側は崖になっている。万が一滑りでもしたら谷底に落ちてしまうという危険な箇所だった。幸いポールがあったのでロープを張り、前後にリーダーとサブリーダーを配置して全員アイゼンを使い無事通過することができました。
14:30 車の車止めになっている達磨岩に到着。ここからは車も走るアスファルト舗装の広い道沿いを歩いた。
14:35 バスが待っている公園まで戻ってくる。
15:00 2台のバスに分乗して139号線を通り静岡に向けて出発。
17:00 静岡駅南口に戻る。
 やはり、厳冬期の山登りは何があるかわからないから、念には念を入れて、装備品は準備しておいたほうが良いと思った。最後にサブリーダーのAさん、写真係のNさんありがとうました。(MA) 

 


     

①
南アルプスを背景に
②
三つ峠山頂石碑
                                              
   
 ③
三つ峠山頂にて
⑤
凍った水の流れ
④
富士山
⑥
                           達磨石