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SMC静岡マウンテンクラブ

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2019年10月  第248回山行記録




鷲鞍山・経ヶ岳

  

                                                    

                                                         

実施日:令和元年10月26日(土)~27日(日) 
参加者:23名(女性13名  男性10名)
 担当リーダー:廣澤顧問(L)

 ♪風立ちぬ~今は秋♪
10/26
 第248回登山は福井県の鷲鞍岳と経ヶ岳を目指します。リーダーはマウンテンクラブの廣澤顧問!新ハイの方4名と水谷さんのお友達を含めた総勢23名で、いざ出発。
途中、浜松ネオパーサ、九頭竜湖畔のドライブインでトイレ休憩を済ませ道の駅「九頭竜」に到着。ここで昼食、再びバスに乗り自然楽校(タレントの清水國明氏が作った)の横の広場にて簡単な自己紹介を済ませる。登山道の入り口が不明瞭なため行きつ戻りつしたので、いいウオーミングアップになる。尾根の取りつきは急斜面で前日の雨のせいで滑りやすい。所々にロープがついている。雪が多い地域では九十九折につけられた登山道が流れて急斜面になってしまうそうだ(顧問談)。所々に鷲鞍岳遊歩道の看板がある。小笠原式の歩きで格調高く?そろり、そろりと進む。辺りはミズナラの混じるブナの原生林が広がっている。今年は暖かい日が続いたため色づきには少し早い。九頭竜ダムを眼下に見て急斜面をひと登りすれば鷲鞍岳の頂上に着く。山頂は樹木に囲まれ展望は無し。ここから南西方向に延びる尾根を行く。秋の山らしくキノコがたくさん生えている。シイタケのように見えるキノコはツキヨタケで毒キノコ(顧問談)踏みつけると胞子が出てくるのはホコリタケ(WEBで見ると食べられるそうですが…やめた方が無難)キノコを食べるのはこし路荘に着いてからのお楽しみとする。道は再び急斜面の下りになる。足元にはイワウチワが沢山みられる。キャンプ場の方から楽しそうな太鼓の音が聞こえる。小さな橋を一本渡るとスキー場に出る。バスに乗車し、こし路荘へ。宿に着くと買い物に出かける人、大野城へ出かける人、秋祭りのお店を見に行く人等に分かれ行動。秋祭りのお店は4時まで。店じまいの真最中だったが大野の古い町並みをのんびり歩くのは風情があり楽しかった。皆でお鍋を囲んでの夕食。山盛りの里芋、山菜、冷たいお飲み物をお腹に詰め込み就寝。明日の出発は5時10分!
10/27
 夜中に雨の音で目が覚める。てんきとくらすでは晴れ予報だったはずだが……朝食を済ませ外に出ると何とか雨は上がっている。まだ暗い中出発。ポケットパークに到着。だいぶ明るくなってくる。ここから経ヶ岳を目指す。新ハイの福井県在住の女性と合流し出発。熊が出そうな道なので列の真ん中あたりを歩く。石のゴロゴロした急坂を行く。辺りはブナ林。前夜の雨に濡れしっとりと美しい。ミズナラの大木とブナが抱き込むようになった木は「アダムとイブ」と名付けられお洒落。樹林帯の中を北東に進み保月山に到着。秋といっても寒くはなく、いい汗をかく。ここから道は岩の痩尾根になる。雨は降っていないが雲が厚い。ササの急登を行くと杓子岳山頂。ここから中岳までササ原の中の稜線歩きが楽しめる。特に火口原の池ノ大沢方面は色とりどりのモミジの絨毯が広がっていてササの稜線の緑色とのコントラストが美しくダイナミック。晴れていたらと思うと残念。中岳に到着。中岳からトラロープが張られた急坂を降り唐谷コースからの道と合流する切窓に着く。切窓からは滑りやすいササの急登が始まり苦労する。後ろを振り返りながら歩く顧問の姿がだんだん小さくなっていく。途中で雷が聞こえて嫌な予感。経ヶ岳の山頂に着くとすでに上着を着た顧問が。お待たせしました。三角点は標識のある山頂から北に100m程行ったところにある。本日のピーク残念なことに展望はない。三角点手前のピークで簡単に昼食を済ませ出発。50mも下りないうちに大粒の雨が。急斜面でカッパ、ザックカバーを付ける。ドロドロでツルツルの急坂に悪戦苦闘する。新ハイの女性の方が前に出て急坂の下り方を指南。切窓まで戻りホッとする。ここからは来た道を戻る。途中で雨も小降りになる。登山口にようやくたどり着く。M野さんが笑顔で迎えてくれるのが嬉しい。ここからバスで移動。荒島岳登山口、道の駅「九頭竜」、岡崎SAに立ち寄り無事に静岡に到着。
 今回は廣澤顧問がリーダーそして新ハイの方たちとの、いつものマウンテンの山行とは違った刺激的な山行になりました。こし路荘の方のおもてなしや静岡とは違った山を満喫出来て楽しい山行となりました。ありがとうございました。

 私が今回の山行で感じたことを書かせてください。そんなことわかっているよ!と思われる方も多いかもしれませんが、お付き合いください。
1、    自分がこれから登る山について予習しよう
予習する事柄は何でも構いません。主体性を持って山に行きましょう。2万5千図で行程を調べてもいいですしアプリをダウンロードするのもいいと思います。花が好きならその山に咲いている花の名前を調べてもいいと思います。チャレンジしたい山がハードな山だったらトレーニング(毎日プラス30分歩く等)も大切になります。

2、    想像力を働かせよう
山では山道やお天気の状態によって状況が大きく変化します。私の今回の反省点は経ヶ岳でカッパを着なかったことです。ピーク手前で雷がなっていたので休憩中にカッパを着てしまえばよかったと思いました。初心者は下りの険しい道ではストックをしまうとか衣服の調整をするなど想像力を働かせれば出来ることがたくさんあります。わからないことはリーダーに聞けば喜んで教えてくれると思います。
これからも安全で楽しい山行を続けていくために日々頑張りましょう。

10/26 
 静岡7:00―ネオパーサ浜松―道の駅「九頭竜」―鷲鞍岳登山口11:52―鷲鞍岳13:31―スキー場15:21―こし路荘16:00

10/27 
 こし路荘5:10―ポケットパーク展望台5:53―保月山7:07―杓子岳7:57―中岳8:21―切窓8:41―経ヶ岳-9:24―中岳10:54―杓子岳11:14―保月山-11:53―ポケットパーク展望台12:50―道の駅「九頭竜」―ネオパーサ岡崎―静岡19:15                       
記録I

 
 10885920880047            有名な道の駅
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この辺をうろうろして

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鷲鞍山山頂にて
     

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大野の宿で鍋を囲んで
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保月山の登り
 
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リンドウ
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あれが経ヶ岳?遠い
                                             
   
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途中の保月山にて
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経ヶ岳山頂にて