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SMC静岡マウンテンクラブ

静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2015年 11月  第180回山行記録



  卯山(井川)
                          行程図はコチラ
  実施日:平成27年10月24日(土)   天候:晴               
   参加者:17名 男性:7名 女性:6名 ゲスト:3名    
  担当リーダー:廣澤顧問     レポート:

   
   井川は、いいねぇ
秋のオクシズ、紅葉にも期待してワクワクです。
 
 卯山は、大井川上流の、静岡市井川地区の井川湖の西方、2万5千地図の「井川」の右上1676.5m三角点峰と、1712m標高点峰の、双耳峰の呼び名である。
地図上には、山名表記はない。静岡市街から、富士見峠、大日峠を越すと、小無限山の鋸歯の手前に、卯(兎、ウサギ)の背の丸みの形の山容が目立つ。(抜粋)
 
 7:00 静岡駅南口を出発。空は、曇っています。天気予報でも曇りなので、こ
のままでいてほしいです。
 バスのなかでは、「今回のルートは?」と、みんな地図を見て興味深々です。しかし、マイクロバスが、行ける所までということなので、ミステリーツアーです。
案の定、山側からは木の枝が、石もゴロゴロ、崖側の座席の人は、「座っててもおしりを浮かしたくなっちゃう」というように、道が、どんどんせまく非常に厳しくなってきました。
 バスはここまで!下車します。
 9:08 とくに、登山口と標識もなく、「ここから登ります」ゴロゴロとした石と、木々の間を縫って登っていきます。いきなり急登!!いや、直登!!です!!!垂直に登っていきます!
 すぐに、ふくらはぎにきました。心の中で悲鳴があがります。見上げると、延々と斜面が・・・一歩一歩がきつく息もあがってしまいました。
 9:48 1060m付近で5分休憩です。リーダが「もう帰れないよ」と冗談。ふふふ、心を読まれています。
 足もとには、波うった葉っぱの若木がいたるところに生えています。そよそよ、
そよいでいるように見えるので「そよご」というそうです。そよごだらけです。2000mくらいになると笹がはえているそうです。
 10:30 1400m 5分休憩。リーダが休憩地点に着くと、「がんばったね」と、おやつをくれました。元気がでます。でも、登りはじめると、重力にひっぱられるのを体中で感じます。
見上げる目線の先には、山の斜面があいかわらず延々と続き、先行く人の足跡をひたすら追い続けます。
 !!斜面が消えた!! 10:54 登りきって、広々とした場所にでました。ここで、少々休憩。足元には小さなかわいらしい笹が一面に生い茂っています。一面緑
になりました。「ここで、テントはってもいいね」「まき拾いに精をださなくっちゃ」あたりにたくさん枝が散乱していので、拾いたい放題です。みんな、一息つ
いてリッラクスモードです。
山肌が小さな可愛い笹でおおわれていて、丸みがあって、ホッコリと感じて、これ
がうさぎの背?と思い登っていきます。少しうれしくなりました。
 11:11 1676.5m 三角点峰に到着。三角点は笹の中から頭を出しています。ここで記念撮影。あともう少し、を合言葉に、みんな元気がでます。ガスがサーッと出てきました。

 
   DSCN1346
山頂
 
  
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熊笹の路なき直登が続く
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1676.5mの三角点で休憩
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林間から井川湖が見える
IMG_1501 熊の爪痕


  
 11:30 1712m 卯山登頂。お昼です。ガスと風とで、寒くなりました。冷えな
いように上着をきてお昼です。あたたかいお昼を食べている人もいます。お湯がほし
くなります。
 帰りは三角点までもどり、途中まで同じルートをいきます。8の字のようなルート
になります。
 つつじの木が生えています。ゆえに岩場です。木々の間から、エメラルドグリーン
の井川湖が見えます。井川湖は、摩訶不思議な色をしています。つり橋がかかってい
るのが見えます。「このつり橋は車も通れるよ」と話しているとちょうどミニカーの
ように車が一台通っていきました。
 展望もなかなかです。山伏も見えます。手前の山には、日があたっていて色あざや
かです。
 12:46 分岐にでます。ピンクのテープを巻いてある木と木の間を抜けていきます。下りは足元にあったかわいらしいそよごが、大きく成長していて、行く手をふせ
ぎます。登った分だけ下ります。急降下です。慎重に一歩一歩踏みしめていきます。
緊張がはりつめます。
 13:37 急な下りに一息します。あと少しで林道にでます。林道が見えて気持ち
がはやり、「林道だーあ」と転ばないように。落ち葉が散り積もって足が沈みます。
道なき道、けもの道を行きます。
 14:05 林道到着。無事つきました。お疲れ様です。ぴったり5時間の歩行でした。「みんなで登るんだよ」この一言でがんばれました。
 帰りは、アルプスの里で休憩です。ビールを飲んで疲れを癒します。大日峠でも朝
市のテントがあり立ち寄りました。井川のお茶をごちそうになりました。とてもおい
しかったです。井川のおみやげ、こんにゃく、やさい等など各自持ち帰りました。
 私の一番のおみやげは、両足の親指にできた、二つのお豆でした。
リーダには、大変お世話になりました。ご苦労様でした。
みなさんもほんとうにお疲れさまでした。        記録 T