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SMC静岡マウンテンクラブ

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2015年 9月  第176回山行記録


  荒川岳・赤石岳                     
    
                                                    
       実施日:平成27年9月4日(金)~7日(月)   天候:晴~曇り               
   参加者:8名 男性:4名 女性:4名   
  担当リーダー:大石  サブ:谷川    レポート:大石

   
   静岡マウンテンクラブの今回の山行は、南アルプスの核心部である荒川岳・赤石岳の縦走である。椹島から山小屋に3泊し、荒川三山(悪沢岳3141m、荒川中岳3084m、荒川前岳3068m)、赤石岳(3121m)を踏破する。
 秋雨前線の停滞で天気が心配されたが、週間予報で9月4日、5日はお日様マークが出たので、好天を信じて南アルプスへ向かった。メンバーは8名である。

<第1日目(9/4 金)晴れ>  静岡駅 ― 畑薙 ― 椹島 ― 千枚小屋
 朝4:30に静岡駅南口をマイクロバスで出発し、畑薙ダム手前の駐車場に7時少し
前に到着した。ここから椹島までは東海フォレストのマイクロバスに乗ることになる。
 畑薙ダム手前の駐車場では、大勢の登山客が東海フォレストのマイクロバスを待
っており、我々もそのあとに並んだ。しばらくして東海フォレストのマイクロバス
が1台到着した。マイクロバスの定員は28名であり、ざっと人数を数えると我々マ
ウンテンのメンバーまでで29名であり1名乗車できなくなる。2台目は30分後に来
るとは言うが。ところが、前に並んでいた1名が別のバスに乗るとのことで乗車せず、
メンバー全員1台目のバスに乗れた。
 運よくメンバー全員が乗車できたバスは、畑薙を8時に出発し、9時少し前に椹
島へ到着した。さわやかな好天であり、メンバー皆元気そうである。しかし、椹
島から千枚小屋は標高差約1500mであり、我慢の登りが続くと思われる。
 椹島を9:10に出発し、樹林帯の中を黙々と登っていく。7、8月の鳳凰三山、
東北朝日岳のような酷暑でないのが救いである。30分~40分毎に休憩を取りつ
つ徐々に高度を上げていく。いくつかのパーティに抜かれ、おそらく千枚小屋へ
向かう登山者中、最後尾であったと思う。小石下に11:55に到着し昼食とした。
水場のある清水平を13:29に通過し、14:35に見晴台に到着した。ここから悪沢
岳方面が望めた。駒鳥池に16:00に到着、やっと近くまで来たね、あとひとふん
ばりだねと確認し合う。
 16:55に千枚小屋に到着、一気に視界が開ける。正面に富士山、右に笊ヶ岳が
望め感激する。千枚小屋には生ビールがあり(他の2小屋にはなかった。)早速、
乾杯。男性陣より女性陣の方が元気だ。千枚小屋の収容人員は150名、この日は
50名位の登山者数だと思われる。
 8:15に夕食、おかずはハンバーグだ。野菜もたくさん添えられ美味しかった。
夕食後は男性陣は3階、女性陣は2階で就寝した。
 
   DSC01078
NHK・BS・百名山のロケ班
 
  
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出発 無事に戻ってこれます様に
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  今回参加の女性4人

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滝の脇を通過
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  初日の千枚小屋 きつかった

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悪沢岳山頂で。NHKの人に撮ってもらう
コピー (3) ~ ピクチャー
悪沢岳山頂 直下岩場
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      念願の荒川カレー

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   南アルプスの盟主

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    赤石避難小屋山番さん C・W ニコルに似てませんか?
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     三泊四日の山旅のゴール


  
 【<第2日目(9/5 土)晴れ>  千枚小屋 ― 荒川三山 ― 荒川小屋
 4:45に朝食、5:30に千枚小屋を出発した。この日は、雲ひとつない晴天、富士山
の左に御来光を望め、登るにつれて周りの山々も徐々に見えてくる。森林限界を超え
ると圧倒的な存在感で赤石岳が眼前に現れた。メンバー全員感激。
 千枚岳(2880m)に6:39に到着、千枚岳まで登ると、南アルプス北部の山々も
望めるようになる。塩見岳、間ノ岳、農鳥岳等望めた。北岳は間ノ岳の陰に隠れて
いる。
 千枚岳から悪沢岳を目指す。千枚岳の下りで一ヶ所難度の高い岩場があった。
そこは、完全に後ろ向きで下っていかないと通過できない箇所であり、かなり緊張
した。
 7:52に悪沢岳手前の丸山ピーク(3032m)に到着した。丸山で我々のすぐ後に
あとに到着したグループが、ザックから大型のビデオ撮影機器を取り出し、周囲の
山々の撮影を始めた。何の撮影か聞いたところ、NHKの撮影隊でBSの日本百名
山を撮っているとのこと。その番組は10月に放映予定とのことであった。撮影隊
から我々が悪沢岳に登っているところを撮影したいと話があったので、丸山ピーク
を出発、後ろのカメラを意識しつつ悪沢岳を目指した。10月の放映時に我々が写
っているかも知れない。
 8:42に悪沢岳に到着、360度の大展望である。遠く北アルプスの槍穂高が望め、
中央アルプス、恵那山もはっきり見える。北方は塩見岳、間ノ岳、農鳥岳に加え仙
丈岳、甲斐駒が望める。南方は赤石岳が聳え、その後ろに聖岳が見える。NHKの
撮影隊も到着し撮影を開始した。NHKの人の話だとこんなに良い天気になったの
は3週間ぶりとのことであった。
 悪沢岳を9:00に出発し、荒川中岳に向かう。悪沢岳からは岩場の急な下りが続き
緊張する。
荒川中岳山頂手前にある中岳避難小屋に10:38に到着、ここで昼食とした.
 中岳避難小屋を11:00に出発し荒川中岳を越え荒川前岳に11:20に到着した。
振り返ると悪沢岳が大きく聳えている。荒川前岳でも大展望を満喫後11:35に出発
した。
 荒川前岳から今夜の宿泊地である荒川小屋までは460m下る。途中、有名な荒川
岳のお花畑を通過する。夏の名残りの高山植物が可憐に咲いている。そこは鹿の食
害防止用のネットが周囲に設置されており、扉を開閉して通過する。
 どんどん下って荒川小屋に12:50に到着した。さっそくビールを購入し小屋横の
ベンチ・テーブルで反省会を行った。陽も高いし、天気も良いので屋外にいても寒
くはない。小屋は15人位の登山客ですいていた。
 夕食は17:40、メインのカレーライスに野菜、サラダ等が添えられ、昨日同様美
味であった。

 <第3日目(9/6 日)曇り~ガス>  荒川小屋 ― 赤石岳 ― 赤石小屋
 この日は、赤石岳を越えて赤石小屋までの行程である。天気予報では午後から
雨になるとのことだったので、午前中に赤石小屋まで行こうとのことで、5:00に
荒川小屋を出発した。朝食は弁当にしてもらった。赤石岳までは標高差515mの
登りである。
 出発して森林限界を抜けた所で、ちょうど御来光を拝むことができた。昨日と
同様右側に富士山も見えた。
 徐々に高度を上げていく。天気は曇りであったが視界は良い。手前の小赤石岳(3081m)へは7:24に到着、眼前に赤石岳が聳える。もう少しだとがんばる。
 8:07に赤石岳に到着した。大展望が広がり、北方に昨日歩いた荒川三山を眺め、
感慨深くなる。南方には聖岳が望める。山頂にしばらくいた後、山頂直下の赤石
岳避難小屋に寄った。小屋の管理人の方と会のS氏が知り合いとのことで、是非
寄るようにというミッションが与えられていたのである。
 小屋でコーヒーを頂き、女性スタッフの方のハモニカ演奏を聞かせてもらった。
ハモニカ演奏は心に沁みた。南アルプス縦走中にこのような豊かな時間を持てた
ことは貴重な思い出となった。
 赤石岳避難小屋の出発は9:00、小屋から外へ出たらガスであった。おそらく赤
石岳頂上へ到着するのが少し遅れていたら、大展望はなかったであろう。
 赤石小屋までは585m下る。しばらくはトラバースのような形で下っていくが、
急な下り箇所、はしご等もあり慎重に足を運んでいく。富士見平に11:10に到着、
休憩していたらポツポツ雨が降り出した。小屋まで少しなので急いで下って行った。
赤石小屋には11:50に到着したが、到着した途端に本格的な雨が降り始めた。
 今日は5:00に出発して大正解であった。朝の御来光、赤石岳での大展望、赤石
小屋での雨、いずれも絶妙なタイミングであり、少し時間がずれていれば全然違
っていた。
 さて、赤石小屋でもビール等を飲みながら反省会を行い、反省会後は夕食の時間
までのんびりした。雨は降り続いている。小屋には横浜からツアー客十何名、四国
からのグループ等結構賑やかだ。
 夕食は17:40、豚肉の生姜焼きである。赤石小屋は日本酒の品揃えが充実してい
ることが特徴のひとつとなっており、ここでしか飲めないという「赤石岳」を注文
した。「赤石岳」は島田の大村屋酒造(「女泣かせ」で有名)のお酒である。

<第4日目(9/7 月)曇り>  赤石小屋 ― 椹島 ― 畑薙 ― 静岡駅
 今日は赤石小屋から椹島まで約1400m下る。昨夜はずっと雨音が聞こえていた
が、朝になったらやんでいた。なんというタイミングの良さ。
 赤石小屋を6:00に出発、道は一部急な所もあったが、全体的には危険な個所も
なく、着実に下っていく。標高が低くなるにつれて暑さを感じ、着ていたカッパ
を脱ぐ。椹島へは9:50に到着した。無事に完踏できたことに皆感激。素晴らしい
経験をさせてくれた南アルプスの山々に感謝する。
 椹島では500円でシャワーを使用することができ、さっそく4日間の汗を洗い
流す。その後は反省会、4日間の山行を振り返る。生ビールがおいしい。
 東海フォレストのマイクロバスで椹島を14:00に出発し、15:00に畑薙に到着、
ここでセイシンのマイクロバスに乗り換え、静岡駅に18:00に到着した。皆さん、
お疲れ様でした。(S.O)