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SMC静岡マウンテンクラブ

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トップページ > 2014年 山行記録 > 5月 伊豆山稜線歩行と長九郎山(第150回記念登山-1)

2014年 5月  第150回山行記録-1 


  伊豆山稜歩行と長九郎山      伊豆山稜行程図  長九郎山記録
                                                    
       実施日:平成26年5月24日(土)25日(日)  天候:晴               
   参加者:27名 男性:18名 女性9名  
  1日目担当リーダー:土屋  サブ:佐藤     レポート:1日目/熊谷 
   
   今回は静岡マウンテンクラブ第150回の記念登山として、1泊2日で新緑の伊豆半島西南部の山を歩いた。1日目は戸田峠から5月の心地よい風を受けながら伊豆山稜線歩道を南下、2日目は頂上付近にシャクナゲが咲く松崎町の長九郎山に登った。

[6:00]参加者全員集合。大型バスで静岡駅南口出発。49人乗りということでほぼ1人2席でゆったりとしている。車中リーダーから今日明日の行程と合わせて、大型バスとなったことの経緯、バスが入れない区間のタクシー利用、疲れた人へのエスケープ対応、トランシーバーの利用などについて説明がある。
 外の気温は暖かく無風で空は黒い雲が多いが、天気予報は全国的に晴れなので期待が持てる。バスは東名高速を利用、愛鷹PAで休憩後、沼津ICから伊豆縦貫自動車道に入り函南町新規開通区間を通る。高架道路からは伊豆の山々が見え始める。函南町塚本で伊豆中央道に接続した後は沼津アルプスを右に見て走り、大仁南ICを出たところでコンビニ立ち寄り後、新緑に覆われた道を戸田峠に向かい県道18号に合流。
 雲も少なくなってきて、車窓から伊豆の山々のなだらかな稜線が見える。富士山も見えてきた。達磨山レストハウスでトイレ休憩後、間もなく歩行スタート地点の戸田峠駐車場に到着[8:10]。今日はここから18Km先の仁科峠までを6時間半かけて歩く予定である。
 準備体操、土肥峠にてもバスが待つこと等の説明の後 [8:20] 全員で出発。達磨山まで2.1Kmの標示。ハイキングコースは「伊豆山稜線歩道」としてよく整備されており歩き易い。右手(西)に海(駿河湾)を見ながら少し急な丸太の階段、アセビのトンネルを登る。西から吹き上げる風がけっこう強いが、右手に戸田漁港がはっきりと、後方には冠雪の富士山が見られ、美しさに感嘆の声。[8:50]林の中の小達磨山(890m)通過。
 達磨山まで1.2Kmの標示。林を抜け見晴らしの良い稜線に出ると、歩道とすぐ近くに車道(県道西伊豆スカイライン)が続いているのが見え、間もなく合流。今後この歩道と車道は同じ稜線を通っているので、所々で出会いながら進むことになる。[9:07]達磨山まで0.6Kmの標示。達磨山を正面に、美しい富士を背にしながら丸太の階段、ハコザサの中の気持ち良い坂を登る。[9:30]達磨山(982m)頂上着。山頂には達磨山の由来になったという達磨石がある。景色は雲が多少あるものの青空の中、北方に富士山から南アルプスと駿河湾のパノラマが広がり、眼下には戸田集落が見える。集合写真撮影の後 [9:38]南へ向け出発。[9:53] 車道に出会い伽藍山まで1.7Kmの標示。低い笹の中の歩道、少し強い風が続く。[10:05]車道に出て伽藍山まで1.3Kmの標示。[10:15]古稀山(920m)通過。
 
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戸田峠登山口で。
 
  
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              良く整備されたトレッキングルート。
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快晴の下、良く会話も弾む。
 
  
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吹く風も気持良く皆さん快調に進む。
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北方向には富士山の姿も
 
  
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ハコザサと眼下に戸田漁港。
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ヤマツツジが鮮やか。
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副会長も頑張る。
 
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達磨山山頂と富士
 
   この道は車道と並行しているので絶えずオートバイなどのエンジン音が聞こえる。[10:24]車道に出て伽藍山まで0.5Kmの標示。[10:33]伽藍山(約867m)到着。ここは車道脇の駐車地のようなところだが、南方の見晴らしはよい。まだ全行程の三分の一程度で、先は長い。[10:40]出発。[10:50]西伊豆スカイライン土肥駐車場(約800m)着。[11:17]歩道(山道)へ入り船原峠まで1.1kmの標示。 もう一度車道への出入り後[11:40]船原峠着。車道脇の駐車地にある四阿で昼食をとる。[12:05]出発。棚場山まで1.5Kmの標示。[12:50]棚場山着。やや強い風が吹いている。アセビの道は続くが少し疲れてきた。[13:10]古奈峠。南無妙峠まで1.1kmの標示。歩き易いが上りが続く。[13:30]脚に痙攣が生じた人を含む数人と、先行するグループが分かれて進む。 
 その後、それぞれのグループが更に2~3グループに分かれた模様であるが、殆どのメンバーは土肥峠で中間待機していたバスに乗車。時間の関係もありここで本日の行程終了ということになったが、既に仁科峠を目指していた記録者を含む3名は携帯受信の困難さもあり、風早峠少し手前の歩道で迎えられる結果となった[15:40]。
 これで全員そろい、今日の宿泊地である雲見温泉へ向かう。途中、松崎町のスーパーマーケットで明日の昼食を仕入れた後、[17:22]雲見温泉の民宿「せき」に到着。入浴で汗を流し、疲れを癒した後、新鮮・豪勢な海鮮料理と地酒に舌鼓をうち、カラオケも用意されていて大いに盛り上がり、150回記念登山に相応しい夜となりました。
 準備から始まったリーダーの方々のたいへんなご苦労と、天候にも恵まれたことに感謝します。 明日も良い天気でありますように。      [S.K]