• お問い合わせ
  • サイトマップ
SMC静岡マウンテンクラブ

静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2014年 11月  第162回山行記録


  白倉山                   行程図はコチラ
                                                    
       実施日:平成26年11月9日(日) 天候:雨               
   参加者:27名 男性:14名 女性:13名   
  担当リーダー:熊谷 サブ:鈴木多美   レポート:佐藤、熊谷(登頂部分)

   
   「TO BE OR NOT TO BE」 登るべきか 止めるべきか? リーダーは随分と迷ったようだ。天気予報に微妙な僥倖を見つけ登山実施を決定と連絡を頂く。北遠への山行は久し振り、27名ぎっしり詰めたセイシンのマイクロバスは厚い雲のもと6:40 静岡を発つ。
 藤枝岡部より新東名7:00 浜松北IC7:45 国道152号線を天竜川沿いに北上、船明ダムを経て、旧龍山村から県道361号線をしばらく行くとひっそりとした佇まいの集落、白倉に至る8:20市道白倉線の暗い林道を喘ぐようにバスは登り六ツ野林道入口着 8:45 下車。
 記念撮影をして林道を歩き出す。皮肉なもので歩き出してすぐに雨が降り出す。迷うことなく雨具を着ける。実は最近、MILLETのレインウエアーのパンツを大枚はたいてゲットした。以降そのパンツ携行の山行は何れも好天に恵まれ、大いに山旅をエンジョイしたものだ。今回もその雨除けの霊験を期待して携行したのだが、残念賞味期限切れ?ご利益もなく雨が降り出した。
 鳥も鳴かずサワガニや大きなヒキガエルが雨に誘われてか姿を見せる。9:20白倉山登山道入口細い急な登山路を昇り始める。シトシトと降り続く雨の中暗い植林の山道を昇る。誰も無口だ。  9:45 林道に出会ったところで登山続行か引き返すかの大議論? 元気な8名は白倉山山頂を目指し、軟弱な19名は下山と決定、迷わず軟弱組の仲間に。・・・続く(s)

(以下、登頂組レポート)

 9:50 白倉山登山道中間付近の林道出会い箇所からは、希望者8名が頂上に向けて出発。再び登山道に入るが、強く降っていた雨も弱まり、道も歩きにくくはない。時折明るい声も聞こえる。しかし、少し行くと再び雨足が強まり休憩も取らず黙々と歩く。
 10:40   白倉山頂上着。紅葉した林の中だが展望もないため、みんな一等三角点に触れて満足感を得る。雨の中であるが集合写真撮影後15分ほどで大急ぎ空腹を満たす。
その後、展望箇所へは立ち寄らず下山開始。早足の下山に苦しみながらも12:00 バスの
待つ「長寿の水」に無事到着。バスにて白倉峡遊歩道下流入口へ向かい、遊歩道散策を終えた他のメンバー(19名)と合流。 (k)

 
   IMG_0690
日本三大渓谷の一つとか・・・(^O^)。
 
  
IMG_0678(修整1)
登山口 此の時は雨はまだ・・・。
 
  
 ・・・山頂を目指す8名の雄姿を見送った我々は足場の悪い登山路を避けて林道を六ツ野入口へ
と下る。雨は降りやまず林道とは言え泥濘の道。金原明善の遺産と言うべきか杉の植林は手入れが行
き届きまさに天竜の美林。だが雨は降りやまず、時雨れる暗い林道歩きは「しぐるるやしぐるる山へ
歩み入る」「うしろすがたのしぐれてゆくか」と山頭火の句を想いちょっと気が萎える。11:05林道
入口。渓谷沿いの舗装路を白倉峡駐車場目指して歩き下る。11:20駐車場 雨なのか他の観光客は車
一台のみ。
 紅葉の名勝地、浜松環境資源百選の白倉峡の遊歩道を散策。本格的紅葉に少し早いがそれでも渓流
や谷、滝に寄り添うように色づき始めた赤い色添えが何とも言えぬ味わい。登頂を断念した白倉山を 源にした白倉川はやがて過って暴れ天竜と言われた天竜川に流れ込む。峡谷は時に荒々しく、時に穏
やかにその豊富な水量を奇岩や大小の滝を流れ、初々しい紅葉を配して見事な景観。晴れていればな
あとの思いを抑えて時雨にけぶる風情ある景観を楽しんだ。12:00 白倉峡遊歩道入口。雨除けの建
屋もなく雨濡れの身支度を如何したものかと思って入る間に山頂制覇組の乗ったバスが到着、そのま
ま合流。
 時間も早いので温泉で入浴、ビールの声強く、「やすらぎの湯」へ12:30~13:20.歩き足りなか
った? 湯上りのビールも何時ものように気勢が上がらぬようだ。コンビニでの仕込みもなんだかい
つもの覇気がない。14:20浜松浜北IC。15:00藤枝岡部IC 静岡駅南口 15:30 無事到着解散。ご苦労様でした。リーダーの二人には雨の中悪条件にも拘らずお世話になり有難うございました。

 深田久弥の言葉「百の頂きに 百の喜び」では無いが「百の山行には百の思い出が宿る」とは言え
ないか。白倉山登頂を諦めて、晩秋の時雨れる白倉峡の静かな散策山行を今しみじみと想っています。「s」
   
 
IMG_0686(修整1)(修整1)
一人尼さんらしき人が?。
 
IMG_0697(修整1)
  機織の滝の展望台で。
IMG_0696
雨の白倉峡 水量豊かに。
 
141109白倉山022
白倉山 健脚組のみで・・・。
IMG_0691(修整1)
雨にも負けず。
IMG_0698
「錦秋の白倉渓谷」ではあったが・・・。