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SMC静岡マウンテンクラブ

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2014年 1月  第144回山行記録


  富幕山・奥山半僧坊方広寺                   行程図はこちら                                 
       実施日:平成256年1月11日(土) 天候:晴れ               
   参加者:25名 男性:15名 女性:10名  担当リーダー:大川 サブ:佐藤   レポート:佐藤

   
   新年明けましておめでとうございます。今年もクラブ全員が安全で楽しい山歩きが出来ますように!
初登山は奥山の古刹方広寺半僧坊にて一年間の安全登山を祈願祈祷して頂いた後、奥山高原から愛知県境の富幕山で軽く汗を流そうという試み。
 静岡駅定刻の7時出発、新春の空は晴れあがり初登山には相応しい天気。藤枝岡部ICより新東名、浜松Pにて休憩後浜松いなさIC 8:25.奥山半僧坊入口 8:30.門前街は未だみやげ物屋も開店前で静まりかえっている。境内に入ると急に冷え込みが厳しく感ぜられ、暗い大木の山道、多くの石の羅漢が静かに佇み、凛冽な神域の雰囲気に身が締まる。社務所で受付を済ませ、暫く待たされてから広い堂内を本堂に案内して頂く。鉦が陰々と鳴り出し4名の僧侶によるご祈祷が始まる。リズミカルに太鼓が打たれ、僧侶の読経にも力感が篭る。経典の蛇腹をはらはらと流し落とす経典の流し読みで今年のSMCの安全登山、家族の健康安全を祈祷。思わず身を硬くして「オンナンチリチリ ソワカ」と真言を呟く。15分ほどの長いご祈祷に素直に心が鎮まっていく。門前町に下るとみやげ物屋も店を開けており、早速名物の「あぶらあげ」を買上げる人がいる。
 
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富幕山山頂にて。
 
  
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登りに使った「はりきりコース」案内板
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降りに使った「らくらくコース」案内板
 
  
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奥山門前駐車場で。
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奥山方広寺赤門
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5百羅漢
 
   奥山高原バスPまでバスで移動。10:00 軽くストレッチを済ませて奥浜名自然歩道を富幕山山頂目指して歩き出す。登山路は良く整備されており歩きやすい、このところの冷え込みか、ときに霜柱、凍結が見られるが風も無く寒さは思ったほど厳しくはない。冬の照葉樹林は暗く静かだ、冬イチゴ、ヤブコウジの赤い実に混じってリュウノヒゲは紫の実がひっそりと遠慮がち。廃園となった遊園地の動かぬ観覧車が現われる10:25.10:30 「はりきりコース」「らくらくコース」分岐点。張り切りコースを行く。10:45 展望台。「とんまくやま」に掛けたのか何故か豚(トン)の像がある。しばし素晴らしい冠雪の富士の眺望を楽しむ。11:10 林道との出会い山頂への最後の登り。11:10 富幕山々頂。電波反射塔が我が物顔に建っている傍らに一等三角点がある。南アルプスや深南部の山々だろう、白い山波が遠く北東に連なり、眼前には浜名湖が冬日を浴びて広がっている。地元の人達だろうか、他の登山客に交じって昼食。少し風が出てきたようだ、予定を早めて下山を開始。11:40.同じ道を暫く下り、展望台に12:05.12:10 らくらくコース分岐点。明るい林の道を快適に下る。12:25 自然歩道登山口着。12:30 奥山高原P。半僧坊門前町で大勢の仲間がこれまた名物「大あんまき」を多量に買い込み、店のオバサン手を振って盛大に見送ってくれる。    13:00~14:10 国民宿舎「奥浜名湖」浴場からの冬陽に輝く浜名湖、湖に注ぐ都田川の静かな流れを楽しみながら汗を流しビールで乾杯。三ケ日ICより東名へ。久し振りに参加のKさんの歴史の薀蓄を聞きながら一路静岡へ。牧の原Pで休憩、又一の金つばを見つけゲット。16:00 静岡駅に無事帰着、解散。Mさん、にこにこと近づき「時間も早いし、どう餃子で軽―く」と来た。大きく心が動いたが、何故か今日はあっさりした肴で飲りたい。未練を押さえて陽のある中に帰宅。正解でした。珍しく次男の嫁が好物「まつながの豆腐」を土産に私を待っていてくれた。早速冷奴に熱燗で今日の山行の思い出話。言うこと無し。
 初歩きが厳寒の予報にも関わらず、穏やかな天気に恵まれ、厳かなご祈祷と、低山とは言え冬の山を安全に楽しみました。皆さん有難うございました。午年の初登山はなにやら遊山と言えそう、段々と年相応の楽しみになっていくのかなと、ちょっとしんみり。「s」