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SMC静岡マウンテンクラブ

静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2014年 7月  第155回山行記録


  金峰山(2,595m)            行程図はこちら
                                                    
       実施日:平成26年7月27日(日) 天候:晴               
   参加者:14名 男性:9名 女性:5名   担当リーダー:谷川 サブ:高田(訓)   レポート:熊谷

   
   金峰山は日本百名山の一つで秩父連山の西の端に位置し、頂上は岩峰の象徴的な景観と展望が特徴の山である。今回は北側の長野県川上村の廻目平から登るためアクセスに時間を要するということで早朝出発となっている。昨夜の安倍川花火を見物した人には特に厳しい時間と思われたが予定の午前3時前には静岡から乗車予定の11名が全員集合、バスは2時58分に出発。マイクロバスであるが参加人数が少ないため席に余裕がある。

 3:20清水で3名を乗せて新東名経由で野辺山方面へと向かう。
車内はこれから仮眠する人、既に十分睡眠をとってきた人と様々。6:00 清里のコンビニ立ち寄り後野辺山~川上村へと走る。天候は梅雨明け後の最も安定した時期とあって、既に太陽が照りつけている。予報では午後に夏特有のにわか雨も有り得るが、今は殆ど快晴で周囲の山並み、稜線が明確である。この地域特有の切り立った岩峰もいくつか見えてきた。

 6:50 廻目平キャンプ場の駐車場到着。キャンプ場利用者なのか、岩登りをする人なのか、登山者なのか既に沢山の車が駐車している。準備体操、金峰山荘前での集合写真撮影の後、7:03 歩行開始。川沿いの未舗装林道を進む。緑の木立に覆われ、涼しくて歩き易い。
途中ロッククライミングの場となっている幾つかの岩壁、岩塔を通過。すぐ横を流れる沢の音は涼しげに聞こえるが空は快晴無風で暑く、汗が出てきた。8:08 林道終点らしきところで休憩。この後、沢の転石や護岸上を歩き 8:20  中ノ沢出会(八丁平への分岐)通過。
 
   P7270003
此処がスタート。
 
  
P7270005
                  花崗岩の巨石群。
P7270021
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小屋前で小休止。
P7270013
山頂迄後わずか。
P7270015
五丈岩に登攀者、SMCメンバーではない。
 
  P7270016
AKBならぬSMCの山ガール
 
  P7270019
金峰山のシンボル五丈岩を背に。
 
   ここまでの道は緩やかであったが、丸太2本の橋で対岸へ渡ると少し急こう配となる。その後、最終水場を過ぎて尾根に取り付くと樹林の中のきつい登りとなる。木陰のためそれ程暑く感じないが息が
上がる。登りが続いて9:20  標高2200m地点。まだ400m近く登らなくてはいけない。やがて一旦平らになって道沿いにはシャクナゲの花、少し遠くに金峰山小屋が見えてきた。再び樹林の中のきつい
登りを頑張って10:25 小屋到着。すると今までとは全く異なる開けた眺望が待っていた。遠くの山並
みや下界の景色が素晴らしい。

 休憩、集合写真撮影後頂上に向かうが、道も今までと違ってハイマツの間にあり、岩が多くきつい
登りなので時々立ち止まっては眺望を楽しみながら登る。たまにあるシャクナゲの花が心を和ませる。
11:05 山頂手前の五丈石との分岐。ここで先に五丈石へ行く人と頂上へ直行する人に分かれる。
山頂(2595m)は大岩を積み重ねたようになっていて展望は成る程360度で素晴らしく、多くの登山者で混み合っている。個々に写真撮影を済ませて西へ少し下った五丈石の傍の広場へ移る。

 五丈石は巨大な岩塊で最上部に登る人もいるが難しくて誰もは登れない。少ない日陰をもとめ各々
昼食をとる。五丈石の鳥居前で集合写真撮影後、12:00 下山開始。先程までの晴天が嘘のように黒
い雲が拡がって一雨きそうになってきた。足元に注意しながら下山を急ぎ、12:20  金峰山小屋着。
これから先はまた樹林の中へ入るので、多少の雨なら大丈夫と思いながら下る。13:00 2300m付近。たまに雨粒に当たったがなんとか持ちそうである。黙々と下るが風もないので蒸し暑い。13:30 最終水場着。みんな冷水を口に含んだり顔を洗ったりして一息つく。13:50中ノ沢出会(分岐)、14:00 林道終点と順調に下山。14:50 キャンプ場休憩所へ全員無事到着。早速、自販機の缶ビールでの
どを潤すひとも。

 予定より20分程度早い15:08  バス出発。地元スーパーへ立ち寄り地場野菜など購入後、車中Tさ
んの講和(高齢化時代を迎えて)を聞きながら一路静岡へ。予定より1時間程度早い19:04  バスは静
岡駅南口に到着。
 リーダーお二人の周到な準備と本日の適切な誘導、そして天候にも恵まれ素晴らしい日帰り山行となったことに感謝します。   (S.K)