静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2017年 11月 　第215回山行記録

　♪しずかなしずかな里の秋♪
　静岡マウンテンクラブ第215回登山は精進湖北の三方分山を経て

パノラマ台を巡る、まさに“しずかな秋”を満喫するコースです。
静岡駅7時、清水駅7時30分に集合。25名を乗せたバスは三方分山

へ向かいます。9月、10月と荒れ気味の天気が、ようやく11月に入

り安定してきたようで本日は雲一つない晴天！！テンションも上が

ります。リーダーの望月さん、サブリーダーの宮寺(幸)さん本日は

よろしくお願いいたします。
　東名清水ICから新富士ICを経て国道139号線を北上。目の前には

うっすらと雪を頂いた富士山が見えます。途中、道の駅朝霧高原で

休憩。（Hさんは素早く、お土産をゲット。夕方だと売り切れてし

まうものが多いんですよね。）
　予定より早い9時に精進湖バス停前の駐車場に到着。精進湖畔で

記念写真を撮り恒例の新人の方の自己紹介からの準備体操。それで

はそろそろ参りましょうか？
　赤や黄色に色づいたもみじ、柿の木、梅もどき、登山道の始まり

は里の秋そのもの。沢沿いの道をゆっくりと踏みしめて登っていく。

この道は甲府盆地と吉原を結ぶ古代からの幹線道路で「中道往還」

とよばれていたそう。橋を数回渡ると道は急になり程なく堰堤に出

る。ここから沢沿いの道をつづら折れに登っていく。10時14分、

女坂峠（1210ｍ）に到着。風が冷たい。武田氏滅亡後、甲斐に入っ

た家康は同じく甲斐に入った織田信長の通行時に支障のないように

中道往還を徹底的に整備したという。あの信長（今の大河だと海老

蔵でしょうか）がこの峠に立ったのかと思うと歴史ファンでなくと

も心ときめく。
　尾根道を西に進む。この辺りの木々はもうすっかり葉を落として

冬木立の様子。木々の間から南アルプスの山々が見える。急登の後

、道は緩やかになり11時に三方分山（1422ｍ）に到着。本日はこ

こでランチ。めいめいに広がって久しぶりの山ランチを楽しむ。

　三方分山からは四尾連湖方面に抜ける縦走路があるそうで、かつ

てマウンテンクラブで四尾連湖のキャンプ場で救急訓練をした時に

ストックで担架を作ったりしていたら本物のケガ人に間違われてし

まった話などを聞いたりする。（うろ覚えの話で申し訳ありません

があってますか？HPから記録を探したのですが2008年4月の蛾ヶ

岳でしょうか？過去の記録を見ているうちに懐かしいあの顔この顔。

しかも皆さん若い！！すみません。今も若いですね。はい。）
　三方分山を11時35分に出発。アップダウンを繰り返し尾根道を

進む。精進山（1409ｍ）の三角点を過ぎる。下りの斜面は落ち葉

で覆われかなり急斜面になっている。西に南アルプス、東に精進湖

を見ながら気持ちのいい山道を行く。山道を進むに連れて精進湖の

形が変わっていくのが不思議で楽しい。本栖湖の湖面が光って見え

る。朝は青空が広がっていたのに雲が多くなってきた。精進峠

（1255ｍ）で小休憩する。ここからの道には帽子をかぶった立派

などんぐりがたくさん落ちている。荒船山で山栗を沢山拾って帰る

とすぐに虫が湧いたなと分かっているのに拾わずにはいられない。
小ピークを過ぎ根子峠（1230ｍ）からパノラマ台まで登り返す。

パノラマ台（1328ｍ）に13時19分到着！王岳、鬼ヶ岳、三つ峠に

延びる稜線、本栖湖、西湖が見渡せる。が残念なことに朝あれほど

存在感を放っていた富士山が雲に覆われて見えず。

精進湖畔の登山口

分岐点

三方分山（1422m）山頂で 三方分山から富士山方面を望む パノラマ台（1328m) 我がクラブは美女ばかり