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2016年 12月 第201回山行記録
大山(初詣登山)実施日:平成29年1月15日(日) 天候:晴れ参加者:22名 男性:13名(ゲスト1名) 女性:9名 担当リーダー:宮寺(博) サブリーダー:宮寺(幸) レポート:佐藤 |
新年明けましておめでとうございます。本年が安全で楽しい山行の年になりま
すように!
酉年最初の山行は丹沢山塊の願掛けの山として古くから親しまれている大山。
大山詣でとして江戸庶民にも人気があったらしい。ガイドブックの見どころカレ
ンダーには春の桜、新緑、秋の紅葉と並んで一月は「ご利益」とうれしい記載。
文字通りの初詣登山、それぞれに願い事を胸に秘めて22名の乗るバスは定刻に
静岡を出発。リーダーよりこのところの天候、寒波襲来の影響でヤビツ峠からの
入山が禁止されたので、ルートの変更、大山ケーブルで往復、参道を使って大山
山頂を目指すと説明あり。清水から東名へ、足柄Pで小休止、秦野中井ICからケー
ブル駅駐車場を目指す。車上からの富士は晴天にも拘らず、頂上は暗雲に覆われ
厳しい冬の佇まい。
一方目指す大山は青空を背に穏やかな三角形の山容はまだらに雪を置いていか
にも祈りの山にふさわしい。駐車場からケーブル駅へは土産物屋が立ち並ぶ狭い
石段の門前通り、大勢の参拝客や登山客が行き来する。家族連れ、老人、若者や
山ガール、肌の黒い人もいてこの山の人気の高いのが判る。ケーブル駅は乗客で
一杯。二班に分かれて阿夫利神社駅へ。本殿前には大きな輪潜り、安全祈願と記
念撮影。
登りだしは急な石段、それぞれに準備運動、息整えてリーダーの声掛けで登り
始める。階段の登りはいつもの事ながらきつい。登りきると杉の巨木が多く鎮と
して神域を感じさせる。傾斜のある岩の登山道を登る。夫婦杉樹齢600年の二
本の巨木、縁起の良い木の標札。登山道脇に何丁目と刻まれた山頂までの石の道
程。開けた場所からは相模湾、三浦半島、その手前に江の島の眺望。登山路周辺
に残雪が現れ、一部凍結している。西側に開けた場所、富士見台からの富士山は
裾野の雪は陽に輝いてるが山頂は雲に覆われ厳しい冬姿。頂上まで0.6Kの道
標広場は雪に覆われている、アイゼン装着の指示。足元が安定、雪や凍った岩の
道を軽快に登って行く。鳥居を潜って凍てついた石段を登りきると大きな鳥居、
大山山頂だ。
大山阿夫利神社へ向かう階段。 | ||
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大山山頂で | ||
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大山阿夫利神社で |
浦半島が想像以上に細く長く突き出ている。ランドタワーが見える!の
声も。半分雪に埋もれた冷え冷えとしたテーブルで昼食。会長はガスコ
ンロでお湯を沸かしてアツアツのラーメン、雪に囲まれて最高の贅沢を
味わっている!隣の中年カップルはガスコンロでの皿の料理を熱そうに
口元へ、ニクイ!山頂での記念撮影を済ませて復路も同じルートで下山。
凍結した下りを慎重に下る。凍結の緩んだ道でのアイゼンは実に邪魔
だが往路で着装した地点を過ぎても慎重なリーダーは脱着の合図を出さ
ない。急坂を下った広場で漸くアイゼンを外す。暫く下ると鹿だ!すぐ
近くの雑木林で若いニホンジカが無心に餌を貪っている、冬で餌が少な
いのだろう、声を掛けても驚きもしない。
眼下に朝登った傾斜のきつい石段が現れた。全員を点呼で確認して一
同そろって慎重に下る。下りのケーブルカーは全員一緒に乗車。改札に
頼んで記念に乗車券をゲット。駐車場まで土産物店をのんびりと冷やか
して歩く。大勢の仲間が盛んに土産物を買いこんでいる。豆腐関連が名
物だとか。バスに乗り込み、コンビニへ。今回は入浴なし。秦野中井イ
ンターから東名へ、富士P休憩で休憩後は一路清水へ。往きには見せな
かった富士山頂は西日に輝きながらも烈風に激しく流れる雲が厳しい冬
山の気象を見せつける。17:30 清水駅着。ご苦労様でした。
リーダーの慎重で息のあったお二人の行き届いたリードに心よりお礼、
有難うございました。「s」
「行程」
静岡南 07:00 清水IC 07:30 足柄P 8:10 秦野中井IC 8:40
ケーブルバス停 9:10 ケーブル駅 9:30 阿夫利神社駅 9:40
阿夫利神社 9:50 夫婦杉 10:20 富士見台 11:10 アイゼン装着 11:25
大山山頂 1200~12:35 脱アイゼン 13:10 鹿と出合う 14:50
阿夫利神社 14:20 神社駅 14:25 ケーブル駅 14:30 バス乗車 15:20
秦野中井IC 16:05 富士P 16:55 清水駅 17:30