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SMC静岡マウンテンクラブ

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2011 7月 山行記録 -その1


 
月山 出羽三山の主峰 1981m

実施日:平成23年7月16日(土)     天候:快晴
参加者:24名  男性:15 名 女性:9 名
 

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                                                  月山山頂の神社

(コースタイム)
姥沢駐車場6:30~月山リフト駅7:20=上駅7:30~牛首8:45~月山神社10:00~一等三角点近くの草原10:35/11:00~
仏生池小屋11:45~御田原参篭所13:10/30~八合目駐車場13:35


出羽三山の主峰、月山は古くから修験道、信仰の山として広く知られ、又夏スキーの山でもある。私にとっては4年前悪天候の
中、山頂付近で強風に煽られた記憶しかないリベンジの山行である。
寒河江SAで早めの朝食を取り、山形自動車道終点の月山ICから志津温泉、この辺りまで来ると、雪渓の残った月山が真近に見
えた。
9時間半のドライブで何とか姥沢駐車場に到着。既に40台程の車で、それそれに出発の準備をしていた。
リフト乗場までの舗装された道を行くと、姥沢小屋経由の登山道を右に分け、向かう道の両脇にはタニウツギのピンクの花が
出迎えて居る様に咲いていた。
リフトの始発は15分程早まり、早々に上駅に、もう其処は森林限界を超えお花畑と雪田が広がっていた。準備体操の後いよい
よ出発、下界は晴れているが、これから向かう山頂方面はガスに覆われていた。
左に雪を付けた姥ガ岳を分け、直接牛首を目指す、登山道脇にはチングルマ、ハクサンイチゲ、シヨジョウバカマ、ベニバナイ
チゴ、ニッコウキスゲなど数多くの花が咲く中を、ゆっくりと楽しみながら行くと、先ほど分けた姥沢小屋からの道と合流し、
その先の小雪渓をつぼ足で、更に進むとガスで霞んだ雪渓、ここで全員アイゼン装着。雪渓にはスキー用のポール置かれ十数人
が練習していた。
渡り終えアイゼンを脱ぐと足も気持ちも軽くなり牛首に、ここで姥ヶ岳からの道と合流。
ここから本格的な登りとなり石段の続く急坂をしばらく行くと、急に傾斜が緩みケルンの有る山頂広場となり、ミヤマウスユキ
ソウ、ミヤマリンドウ等が咲いていた。
山頂小屋の隣にはきれいな有料トイレ、そのすぐ先には石垣に囲まれている月山神社、正門の脇には戦前に標語のひとつとして
用いられていた「八紘一宇」の大きな文字板が掛っていた。有志のみで参拝した後、神社裏手の一等三角点近くの広場で昼食、
ここから途中小さな池の脇にある仏性小屋、弥陀ヶ原までの道は多少距離は長いが、傾斜は緩やかで右下には雪田と草原が広が
り、梢ではヒバリがさえずり、どこまでものどかなプロムナードコース、やがて月山最大の高層湿原の木道を抜けると、多くの
登山、参拝者で賑わう御田原参篭所、その片隅には水子供養の風車が乾いた音を立てていた。
大休憩後八合目駐車場へ、青空の中約7時間の山行を無事終える事が出来た。  (N)

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牛首からの登り

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山頂手前の最後の急登

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ミヤマウスユキソウ

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ニッコウキスゲ