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SMC静岡マウンテンクラブ

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2013年 10月  第140回山行記録


  牛の寝通り                              行程図はこちら                                 
       実施日:平成25年10月27日(日)               
   参加者:27名 男性:13名 女性:14名  担当リーダー:山本(貢) サブ:山我   レポート:佐藤

   
   牛の寝通り」「大マテイ山」周辺は大菩薩、小金沢連嶺の穏やかに広がる笹原と広葉樹の森の静かな登山道、見え隠れする富士山や連なる峰々の景観が楽しめるが、入山者が少なく穏やかな山歩きが満喫できる。台風一過の晴天に恵まれた一日、爽快な山歩きを味わった。

 定刻5分遅れで満員のセイシンバスは静岡駅南口を出発。新東名静岡、新富士。甲府南から中央道を勝沼ICへ。景徳院入口で休憩後小屋平登山口へ 9:15.季節も天候も良い、他にも登山客がちらほら。27名一団となって登山開始。明るい林の急な登り、雨の影響を心配したが登山道は乾いていて歩きやすい。風も無く樹間に晩秋の朝陽が差し込み静かだ。
 
 林道と出会い石丸峠への上り口。10:35 6時に新宿を出たと女性のパーテイ、我がクラブの顧問を知ってる、新ハイ東京の人たちだ。暫く談笑の後、ではお先にとあっと言う間に追い越して林の中に消えていった。黄色く色付きはじめたカラマツ林が続く。彼方此方に遠慮がちに色付いた紅葉が見え出す。林が疎らになると視界が開け、大菩薩湖や小金沢の山々の一角が姿を見せる。笹原に出ると明るい太陽のもと青々とした平原が伸びやかに広がり一部は大菩薩の峠に向って延び上がっている。富士山が見える。石丸峠、本日の最高地点1940m着

 10:35 笹原を抜けて樹林帯に入ると長い下りが続く。色付いたミズナラ林に黒いコメ栂の大木が混じる。いつもは姦しい一団が今日は妙に静かだ。晩秋の穏やかな森の静けさに圧されてしまったのか。華麗に赤く染まった葉が陽を透して眩しい。見通しの良い尾根に出る、榧ノ尾山 12:05/12:30 昼食。ここからが「牛ノ寝通り」 緩やかな上り下りの明るい林の登山道が続く。伸びやかに続く尾根道はどこを切っても「牛の寝姿」に見える。迂闊にも「牛ノ寝」地点を確認することができなかった。
 
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小屋平の登山口にて。
 
  
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直ぐに急登が始まるがわずかで稜線に出る。
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広々とした熊笹の道を行く。
 
  
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紅葉の小金沢山の肩に富士山が
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          石丸峠にて。             
 
   何百年もの年輪を重ねたミズナラの巨木が森の中にどんと屹立している。厚く積もった枯葉が踏みしめるたびに音を立て、ホウノキの枯葉がでかい。今年は山の実りは良いのだろう、ドングリがびっしりと登山道にも落ちている。曲り尾根13:20.大ダワ(棚倉小屋跡)14:00 大マテイ山を巻くメンバーと別れて山頂を目指す。のんびりと歩いてきた後の登りはきつい。山頂の標識が見えてくると、勝手に登山路をはずれて林の中を登る。大マテイ山々頂 14:20 禍々しい山名に比して山頂は穏やかな広場.分かれたメンバーと合流 14:30 この辺り登山道が縦横に延びている。鶴寝山方面「日向道」「巨木道」の分岐を日向道へ。14:50 鶴寝山分岐点 15:30 長い歩きもいよいよ終盤、バスの待つ松姫峠へ。15:35 バスで朝の遅れを考えると歩行時間は予定通り、流石!
 
 車窓から染め出した木々、ほとばしる渓流、青空に連なる山々の景観を未練気に楽しむ。今回温泉は無し、大月の街に入って漸く、コンビニ。アルコールを仕入れて一路静岡へ。大月IC 17:00 須走IC 17:40 ちょっと渋滞するも御殿場IC 17:40 新静岡IC 18:55 と順調、静岡駅には予定より少し早く19:15には全員無事帰着。好天に恵まれ、晩秋の穏やかな一日、大菩薩嶺一画の山歩きと未だ初心な装いの紅葉を心往くままに楽しませて頂きました。リーダー始め皆さん有難うございました。

 「余分な事ながら」
久方の好天で気持ちが高まるメンバー、口元も弛む。「あの人が居ないから今日は晴れ」「今日居ないあの人が居た前回は大雨」などと不在の人が「雨男」、「雨女」にされてしまった。思い当たる人は?
台風27号の大雨の最中、異様な風体の五人の男が清水の町外れの酒場に消える。有る者は雨合羽、有る者は膝下までのレインコート、ゴム長、ビニールコート、登山靴等々そのまま土砂災害の救援にも行ける格好。明後日の山行を控えて「雨断ち祈念」。あの「雨乞岳」の呪縛を解くべく、酒蔵「白隠正宗」の杜氏の講釈と旨い酒、美味い肴で裂帛の祈願。至誠は天に通じて見事な晴天。酒は飲むべし、か?「s
 
   
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分岐標識。
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紅葉真っ盛り。
 
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牛の寝通りにて。