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SMC静岡マウンテンクラブ

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2012年 7月  第116回山行記録


 谷川岳/赤城山 上越の百名山2座を楽しむ
                                      谷川岳行程図はコチラ
                                   赤城山行程図はコチラ
                                        

  実施日:平成24年7月27日(金)28日(土)29日(日)
  天候:晴れ         
  参加者:19名(ゲスト1名含む)  男性:11 名 女性:8名
    
  全員無事に下山後の旅館での浴場、日に焼けた肌に温泉をかけながらSさんが「今回の山行は計画が良かったなあ!まさに企画賞ものだ」と絶賛。ゆっくりとした行程に二つの百名山、それも世界一遭難死者が多く「魔の山」と称された谷川岳と深田久弥をして「暖かく我々を包容してくれる山」と言わしめた「赤城山」の二つの異質の山。宿泊も面白い、初日は大衆温泉、飲み放題の有名ホテルチエーンのホテル、二日目は老舗の名物女将の湖畔の日本式旅館での宿泊、気安く考えていたが意外と手強い登頂、思い出深い山行となりました。
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一の倉沢の大岸壁
 27日(金)晴れ 
定刻の7時に静岡駅出発。清水IC、御殿場IC、中央高速、鶴ヶ島JCTから関越道を北上し水上ICに12:30、土合には12:55着。直射日光に照らされて猛烈に暑い。ロープウエー駐車場よりマチガ沢、一ノ倉沢出合まで散策。舗装された道ながら大きなブナ林に日差しも遮られ、林間を渡る風が涼しく気持ちよい。散策の人達にもちらほらと行き交う。見下ろせば谷は急角度に落ち込みかなり深い。13:50 マチガ沢の出会い。二つの耳を持った谷川岳が荒々しい岸壁を見せて残雪の谷の彼方に悠然と聳えている。14:10 一ノ倉沢出合。穂高岳、剣岳と日本三大岩場に数えられる大岸壁が目前にある。衝立岩、烏帽子岩、滝沢、ニノ沢などなど多くの岳人の命を奪い、岩登りの歴史を刻んだ一ノ倉沢が大きく不気味に迫る。近くの岩盤には無数の若き遭難者の慰霊のレリーフがはめ込まれており暑さも忘れて粛然とする。明日はあの頂へとの思いを深めながらゆっくりと往路を引き返し、今宵の宿、湯檜曽温泉ホテル湯の陣へ 15:30.早めの夕食はバイキング形式で飲み放題。明日からの山歩きを控えてほどほどにして早々に就寝。
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初日はのんびり散策気分
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ホテル前にて
 28日(土)晴れ 
 バスの発車間際に「忘却の名人」Kさん、「あれ、部屋の鍵、返し忘れた」とあわててフロントへ。他にも鍵が戻されていないと一騒ぎして、結局8:10の出発。谷川岳ロープウエーで天神平、リフトに乗り継いで天神峠へと9:00丁度。目指すトマノ、オキノの二つ耳が残雪を輝かせて前方にある。夏休み最初の週末とあってか、登山客が多い。風は涼しいが日照りがきつい、林に入ると少しは暑さが弛む。9:25田尻沢の頭。林を抜けると猛烈に暑い。登山道も急な登りが続く。熊穴沢避難小屋9:50.これよりトップを交替。岩場の急坂が続く、林が切れると直射日光に曝されて暑く、歩きながら水を飲む。団体の登山客も多く、渋滞が頻発。大きな声では言えないが、これで大いに助かる。渋滞に紛れて乱れた呼吸を整える。首に掛けたカメラが重い。急登に手こずる老齢登山者を尻目に流行りの山ファッションに身を固めた若者が颯爽と追い抜いて行く。11:45 肩ノ小屋。12:00 トマノ耳山頂。一杯の登山客、順番で記念撮影。12:10 オキノ耳山頂。雲が低く拡がり残念ながら遠くの展望は良くない。目前のトマノ耳と高山植物、山頂を吹きぬける風を味わいながら昼食。12:55 肩ノ小屋。大勢の登山客で頻繁に歩みが止まる。チシマギキョウ、イワシャジンだろうか薄紫の花が陽に映えている。14:15避難小屋。トイレ渋滞?時間が掛かりそうなので一部先発。14:45分岐点。15:10天神平、15:30 リフト駅にて合流。喉もカラカラ、缶ビール大を買い込みバスに乗り込む。関越道沼田を経由して今夜の宿へ。珍しい蒟蒻畑や玉蜀黍畑が広がる田園、歴史を感じさせる古くて大きな農家の屋敷、曲がりくねった幾つかの峠を越えるとようやく大沼の湖面が林越えに見え出した。赤城神社の赤い啄木橋を右に見て、直ぐに歌人ゆかりの湖畔の宿「青木旅館」17:30。「歓迎 静岡マウンテンクラブ御一行様」の看板が仰々しい。夕食は山菜料理、天麩羅、名物の蒟蒻、ワカサギ、鯉の洗いなどを肴に赤城山の岩清水で仕込んだ百名山の酒「赤城山」を存分に味わう。
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天神尾根からの谷川岳の全貌
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押し掛けた登山者で列は絶えない
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トマの耳からのオキノ耳
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山頂トマノ耳にて
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リフト山頂駅より、遥か彼方に今日登った谷川岳
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山頂駅に下山
 29日(日) 
 晴れ。心配したSさんの鼾は杞憂におわり、風流にも小鳥の声で目覚める。大沼湖畔に出てみると湖面は鎮まり、日の出前の赤城山が水鏡に山容を映して見事、カメラに収めてはみたが。5:45早めの朝食。バスにて6:10出発。6:20黒檜山登山口。最初から急登が続く。深い林だが風が無く、直ぐに汗が噴き出す。早くも下山者と出会う、地元の赤城山愛好家?この後出会った人が私は二番目、一番はもう降りたと悔しげに言っていた、張り合っていたのか。6:50 猫の岩、眼下に大沼が広がり赤城神社の朱色が際立っている。急な登りが続く、ミズナラ、ブナの混合林にヒメシャラ、ウグイスの忙しい谷渡りの鳴き声にホトトギスの鳴きが長閑に聞こえる。陽は未だ射さないが風も無く暑い、小さな虫が纏わり付いて煩わしい。谷川岳と異なり単独や少人数での登山者が多い。分岐点を北に曲がると直ぐに黒檜山(赤城山)山頂だ 8:10.ちょっとした広場、晴れてはいるのだが視界は良くない。登山者が数名、地元の人が多いようだ。小うるさい虫の襲撃を払いながら歩き出す。8:35 直ぐに南峰、御黒檜大神石碑の前には山ガールが二人、地元の者だと。ならば「嬶あ天下」かと問えば、勿論と腕をさすって見せた、元気で小気味が良い。判りにくい標識を慎重にやり過ごして駒ケ岳を目指す。恐ろしいほどの急な下り、木のハシゴ段が続く。やはり少人数の登山者が多い、子供連れ、家族連れも多い。健気に子供は頑張っているが親の方が大変なようだ。一気に200メートルほど下ると大ダルミ9:00.熊笹の茂りが気持ちよく拡がり、黄色いキオン、うす紫のギボウシがほのかな風にゆれている。緩やかに登り返してすぐに駒ケ岳山頂 9:25.狭くて変哲の無いところ。他に山頂があるはずだと一騒ぎして下山開始。
 尚急な下りが続く、木の階段、長くて急な鉄の狭い階段。登りは辛いのだろう、登り優先とは言いながら大抵の人は一息つきながら、お先にと言ってくれる。10:30 予定より一時間早く駒ケ岳登山口着。昼食をすれば入浴は無料との好条件につられて再度、青木旅館へ。2班に分けてのんびりと汗を流す。湯上りのビールが最高に美味い。腰のある笊うどんを堪能。12:05 いよいよ帰路へ。12:40 道の駅ふじみで土産の買出し。13:30 前橋IC。14:00 鶴ヶ島JCT。15:00 談合坂SAを過ぎると冷蔵庫からアルコールが出回り、今回の締めの宴会。大月を得て混雑の幹線をさけて間道を御殿場へ。新東名清水のSAにて最後の休憩、東名清水に16:55.清水駅にて下車させて頂き、17:30には無事帰宅できました。企画から段取り、諸手配有難うございました。
楽しい山旅でした。 「s」

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湖面が美しい大沼と赤城神社
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登山口からいきなりの急登
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黒檜山(赤城山)山頂にて
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御黒檜大神石碑
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快適な広葉樹林帯